トップページ
トップページ議会の活動委員会行政視察報告平成19年度 環境上下水道委員会行政視察報告
議会の活動

委員会行政視察報告

平成19年度 環境上下水道委員会行政視察報告(11月7日〜9日)

1 参加委員

委員長  小林訓二  
委員  藤本義弘、原田欣知、瀧川 勉、佐田誠二、伊藤 斉

2 視察月日

平成19年11月7日(水)〜11月9日(金)

3 視察先及び視察内容

茨城県土浦市   合流式下水道の改善について
※合流式下水道とは、家庭や事業所で発生する「汚水」と「雨水」を合わせて1つの管で流す方式で、山口市内では小郡地域の一部、約100haが合流式となっています。この方式では、大雨が降ると、管や処理場の能力を超えた水が、未処理のまま公共用水域に放流される構造のため、問題となっています。

千葉県香取市  一般廃棄物最終処分場について
東京都武蔵野市  ごみ減量化対策(事業系ごみ)について

4 視察目的

・本市(小郡地域)の合流式下水道の改善計画(大雨が降ってきたときに初期の汚れがひどい雨水と汚水を貯める滞水池を整備し、晴天時に滞水池の水を処理する改善計画)との比較検討のため。(土浦市)
・本市で計画しているクローズドシステム(被覆型)との比較検討のため。(香取市)
・本市と同じく、事業系ごみが多い武蔵野市の(仮称)認定表彰制度等を調査するため。(武蔵野市)

5 視察概要

○茨城県土浦市 合流式下水道の改善について
〔内容〕
土浦市行政視察 土浦市の旧市街地約177.5haの区域は、昭和41年度から浸水の防除、生活環境の改善等を目的として合流式下水道が整備されました。
 しかし、土浦市の合流式下水道は、雨天時には処理能力を超える越流水が桜川・亀城ポンプ場から公共用水域である桜川・新川へそれぞれ放流されており、公共用水域の水質汚濁、衛生、景観等への影響が懸念されていました。
 このような背景から、特に汚れがひどい雨の降り始めに流れる下水(初期雨水)を雨水滞水池に一時的に貯留し、雨が上がったあと、霞ケ浦浄化センターに送水・処理することで、水質保全が図られました。
 特徴としては、雨水滞水池(滞水容量5,325立方メートル)がポンプ場近くの公園の地下に整備されていることです。この施設は平成14年〜平成17年の工期で建設され、事業費は約12億6,000万円(国:50%、市:5%、起債:45%)です。

〔所感〕
 土浦市の合流式下水道の改善は、国が示した合流式緊急改善事業以前から霞ヶ浦の水質保全のため検討されていたという背景がありました。
 その中で、本市でも計画されている雨水滞水池は降り始めの雨水(特に汚れがひどい部分)には有効であると感じましたが、費用の面から考えると12億6,000万円かけることが効率的なのか疑問が残りました。 今回の土浦市視察から、合流式下水道の改善は単に雨水滞水池を整備するだけでは不十分で、ポンプ場のスクリーン(異物等を除去する機械)設置や土壌のドライ化、浄化センターの整備、雨水排水路の整備等、総合的な検討が必要であると考えます。


○千葉県香取市 一般廃棄物最終処分場について
〔内容〕
香取市 ごみ埋立処分場 香取広域市町村圏事務組合が香取市の伊地山地区に「第二伊地山一般廃棄物最終処分場」を建設しました(平成17年度完成)。
 これまでの最終処分場の埋め立て容量が限界に達したために建設された処分場は、焼却灰、不燃物残さ等が最終的に埋め立てられています。さらに、この施設は国の新しい指針や構造基準に適合した最終処分場となっています。
 特徴としては、6槽の鉄筋コンクリート貯留槽を備えた移動式被覆(屋根付)型処分場で、埋立処分地内で発生した浸出水は、浸出水処理施設で高度処理され、焼却施設の冷却水として再利用されています。事業費は付帯施設も含めて、約30億円です。

〔所感〕香取市 ごみ埋立処分場
 香取市の移動式被覆処分場は浸出水がほとんど出ないことや、コスト面等でも非常に優れていると感じました。
 しかし、被覆素材がテント生地のようなものであったため、台風等の風の影響を本市では検討する必要があると考えます。また、屋根の骨組みは並列で2棟作ったほうが効率的だと感じました。さらに屋根の移動には約2ヵ月かかり、費用もまだ不明とのことなので、今後の本市でも研究課題になると考えます。


○東京都武蔵野市 ごみ減量化対策(事業系ごみ)について
〔内容〕
武蔵野市視察 吉祥寺という都内有数の繁華街をもつ武蔵野市では、右肩上がりで増え続ける事業系ごみをいかに削減させるかが大きな問題となっていました。そのため、平成14年4月に事業系ごみ対策専門の調査指導係を新設し、事業系ごみの減量指導を強化しています。
 その内容としては、まず、多量排出事業者(月に10トン以上の廃棄物を排出する業者)に該当する事業所に対して、再利用計画書の実施状況や、廃棄物の減量・再利用を推進するため、年数回の立ち入り検査を実施し、それにもとづいた指導等を行っています。
 また、平成19年度から、市内に住所を有するすべての事業者を対象とした「ごみ減量資源化推進事業者認定表彰制度」を創設しています。この制度では、申請してきた事業者へ立ち入り検査を行い、認定基準に適合していれば推進事業者として認定します。「AA」評価をベスト10、「AAA」評価をベスト3とし、特に、ベスト3は市長名で表彰します。

〔所感〕
 武蔵野市職員のごみ削減に対する意識の違いをまず一番に感じました。武蔵野市のごみ収集業務はすでに7〜8割委託されているため、もともと収集運搬車の運転手だった職員が現在は昼夜を問わず立会い検査を実施しています。市職員がそこまで実施しているため、企業もその思いにこたえていこうという意識になったのだと認識しました。
 本市においてもごみ減量化に本気で取り組んで成果を出すためにも、まずは、年間100トン以上のごみを排出する企業から立会い検査等を実施し、事業者や収集運搬業者の抜き打ちチェックも頻繁に行い、資源ごみの分別に対する意識改革を、企業・事業所と一緒に市職員も持っていくべきだと感じました。

<<一覧へ戻る

▲ページ上部へ戻る
山口市議会事務局 〒753-8650 山口県山口市亀山町2番1号
電話:083-934-2854 FAX:083-934-2658
gikai@city.yamaguchi.lg.jp
Copyright(C)2007 Yamaguchi City.All rights reserved.