トップページ
トップページ議会の活動委員会行政視察報告平成19年度 経済建設委員会行政視察報告
議会の活動

委員会行政視察報告

平成19年度 経済建設委員会行政視察報告(11月6日〜11月8日)

1 参加委員

委員長  氏永東光     副委員長  兼村幹男
委員  浅原利夫、竹中一郎、右田芳雄、山田昌治、新宅儀次郎、河合喜代、 須子藤吉朗

2 視察月日

平成19年11月6日(火)〜11月8日(木)

3 視察先及び視察内容

大阪府貝塚市  農業庭園「たわわ」について
富山県富山市  中心市街地活性化基本計画について
石川県加賀市  加賀の魅力発信事業(観光振興施策)について

4 視察目的

・農業庭園を中心とする農業振興に関する取り組みについて、事業の詳細、設置経緯、経営状況等を実地に調査するため。(大阪府貝塚市)
・全国第1号の認定である富山市中心市街地活性化基本計画について、基本計画の詳細、特徴、進捗状況等を先進的事例として調査するため。(富山県富山市)
・温泉地として著名な加賀市の観光戦略に関する取り組みについて、事業の詳細、経緯、実績等を実地に調査するため。(石川県加賀市)

5 視察概要

○大阪府貝塚市  農業庭園「たわわ」について
〔内容〕
貝塚市行政視察 奥貝塚 彩の谷農業庭園(愛称「たわわ」)は、平成12年度から農業庭園整備が行われ、平成16年4月に庭園全体が開園しました。
 設置の目的は、府有地跡地利用と地域の活性化、都市住民の農業体験や都市と農村の交流を促進するものです。
 施設の概要は、収穫体験ができるブドウ園、イチゴ園、花摘み園等のほか、162区画を有する会員制市民農園(彩農園)や、農産物直売所(いろどりの店)、管理棟(たわわ館)が設置され、生産から販売、栽培指導まで、広く農業体験ができるように工夫された施設構成となっています。
 また、地元の農家と町会で構成される農事組合法人奥貝塚彩の谷で管理、運営されています。
 利用状況については、収穫体験等各種イベントに多くの参加があるほか、市民農園の利用が盛んです。1区画当たりの使用料としては、入会金1万円、年会費3万円(3年契約で毎年更新)であるものの、すべて契約済みであり、空きが出た場合の募集は抽選です。利用形態としても、1区画ごとに車の横付けができるようになっており、利用者には好評です。また、市外利用者も多く、市外での評価も高いとのことです。利用者の概ねの年齢構成は、50代約40%、60代約25%で、大都市近郊でありながら大阪の貴重な自然が残されている一帯という地理的条件、また、農業への関心の高まりという状況から、利用者には喜んで借りてもらっており、市としても貝塚市の良さを知ってもらう機会として事業に取り組んでいるとのことでした。

 

〔所感〕
・貝塚市の取り組みについては、これからの都市住民と農村の交流促進ツールとして有効と思われます。
・市民農園の区画には自家用車の横付けも可能であり、利用者の利便性も図られています。自然環境と合わせ利用者の評価も高く、市民農園の成功事例として大いに評価でき、今後の参考となります。
・山口市でも、農を守りながら経営を成り立たせる方向の模索という中で、街なか農業を守る施策の一助になると思われます。将来的に農業をどう守るかという点で多面的なあり方の研究の必要がありますが、その一つのヒントとなるのではないかと思われます。
・市民農園の利用状況は周囲の都市、人口等で左右されるものの、日頃生活している市内の環境とは異なり、自然あふれる農村に設置するほうがよいのではないかと思われます。

○富山県富山市  富山市中心市街地活性化基本計画について
〔内容〕
富山市行政視察 富山市中心市街地活性化基本計画は、改正された「中心市街地の活性化に関する法律(中心市街地活性化法)」に基づき、平成19年2月8日に内閣総理大臣から全国第1号の認定を受けました。
 富山市では、地形が平坦であること、また、自家用車への依存が高く、市街地が郊外へ広がり続けている状況にあるため、都心の空洞化を招き、将来的には高齢化の進行、人口減少とともに自治体の活力が失われることが危惧されていました。このようなことから、生活拠点を歩いて暮らせる範囲に集約する「コンパクトなまちづくり」をコンセプトに、中心市街地活性化基本計画が策定されました。
  同市の基本計画では、コンパクトなまちづくりを進めるに当たり、目指すべき都市構造を「串」と「団子」の関係になぞらえて説明しています。「串」づくりは、公共交通の活性化に向けた取り組みであり、既に開業している富山ライトレールなど、拠点間を公共交通で結ぶことで、自動車を利用しなくても日常生活に必要な移動ができるようにしようとする取り組みです。また、「団子」づくりは、市全体に徒歩圏をつくる取り組みであり、中心市街地の拠点整備を集中的に行うことで、中心市街地の活性化を図り、市全体の活力向上を目指すものです。こうした目指すべきまちの姿を明確に描き、基本計画における3つの柱として「公共交通の利便性の向上」「賑わい拠点の創出」「まちなか居住の推進」を設定しており、それぞれの柱について諸事業を展開されています。

〔所感〕
・居住・商業・文化といった都市機能や生活基盤を公共交通を利用して歩いていける範囲に集約し、行政効率を高める「コンパクトなまちづくり」が推進されており、中心となる集客施設や交通網の整備がポイントと考えます。
・推進体制や組織体制が充実していることは、山口市でも参考にすべきです。街なか居住の推進でも、先進的な取り組みをされていると実感できました。中心市街地居住人口の減少傾向が続く山口市としても、参考にされ、早急に取り組まれるべきであると考えます。
・計画の柱に公共交通の利便性の向上が掲げられていることは評価でき、山口市でも取り入れていく視点であると思います。山口市の場合も県立・市立図書館、美術館、博物館等が中心市街地に近く、中心市街地とこれら施設を結ぶ交通網の充実が図られれば、若者についても街なか居住が進むのではないかと考えます。


○石川県加賀市  加賀の魅力発信事業(観光振興施策)について
〔内容〕
加賀市行政視察 加賀市では、美しい自然や歴史ある城下町、また、九谷焼や山中塗等の伝統的産業を観光資源として積極的に活用し、市勢の発展に役立てています。とりわけ温泉を観光資源の核の第1として位置づけ、山中温泉、片山津温泉、山代温泉の3温泉を中心に、総湯(共同浴場)の建て替えや温泉情緒を生かした街並み整備を計画し、実施しています。
 近年の人口減少や観光形態の多様化から、加賀市でも観光客数の低迷が続く状況にありますが、同市では観光客数の自然増を前提とせず、観光振興への自らの努力により観光消費を拡大していく将来像を想定しています。そのビジョンとして、第1に「外国人観光旅客の積極的受け入れ」を目指し、第2に、観光客の延べ旅行日数の増加と滞在時間の延長による総消費額の向上を図るため、「連泊・滞在の促進」を目指しています。そのため、滞在し、まち歩きをしたり、周遊バスで市内の観光資源をめぐる「現代の湯治場」をコンセプトに、まちづくりを進めています。
  特に注目されるのは、山中温泉で施行された街なか再生・目抜き通り整備事業です。この事業は平成5年に県道拡幅事業がきっかけとなってスタートしたものであり、地域住民が主体となって計画案をつくり、「山中温泉ゆげ街道」として、商店街を再生しました。現在でも、更なる観光客数の増を目標に、さまざまな事業が鋭意推進されているところです。

〔所感〕
・加賀市の観光事業の中心は温泉ですが、近年観光客の減少に苦慮されており、観光客を増やすため、温泉地の街並みの整備、外国人観光客の積極的な受け入れ、連泊の促進等、市として温泉観光地の活性化に向けた強い取り組みが感じられました。
・本市においても観光客減少の傾向は同様であり、観光客の延べ旅行日数の増加や外国人観光客の積極的受け入れ、その受け入れ態勢等自然や伝統文化も含め、人や資源の総参加が求められることを痛感しました。今後、総合計画及び部門別計画で具体的にしていかなければならない大きな課題です。
・伝統文化に触れる体験事業をさまざまな分野で実施していることは大いに参考にすべきです。湯田温泉においても、滞在型の温泉保養地を目指すのであれば、ぜひとも体験型事業を企画すべきと考えます。

<<一覧へ戻る

▲ページ上部へ戻る
山口市議会事務局 〒753-8650 山口県山口市亀山町2番1号
電話:083-934-2854 FAX:083-934-2658
gikai@city.yamaguchi.lg.jp
Copyright(C)2007 Yamaguchi City.All rights reserved.