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議会の活動

委員会行政視察報告

平成20年度 議会運営委員会行政視察報告(9月24日〜9月26日)

1 視察参加者

委員長 平田 悟   副委員長 重見秀和
委員  小林訓二、俵田祐児、野村幹男、藤本義弘、有田 敦、原田欣知、須藤杲一、佐田誠二、
     藤村和男
議長  浅原利夫   副議長 藏成幹也   

2 視察月日

平成20年9月24日(水)〜9月26日(金)

3 視察先及び視察内容

栃木県足利市   議会運営と議会活性化の取り組みについて
茨城県つくば市  議会運営と議会活性化の取り組みについて
埼玉県戸田市   議会運営と議会活性化の取り組みについて

4 視察目的

・議会運営と議会活性化の取り組みについて調査するため。(栃木県足利市、茨城県つくば市、埼玉県戸田市)
・議会基本条例制定に当たり、政治倫理の規定について検討する必要があることから、政治倫理条例の制定過程等について調査するため。(栃木県足利市、茨城県つくば市)

5 視察概要

○栃木県足利市  
〔内容〕
◇議会運営と議会活性化の取り組みについて

・足利市議会改革推進協議会(議長を除く全議員で構成)を改選ごとに設置され、継続的に議会改革に取り組まれています。
・平成19年9月定例会本会議において、傍聴者にアンケートを実施されています。
・一般質問については中項目ごとに一問一答方式(議員1人当たり、答弁を含まず35分の持ち時間)で行われています。再質問の回数制限はありません。
・平成20年9月定例会の一般質問において、発言通告書(要旨が記述されている)を配布されています。
◇政治倫理条例について
・制定までの経緯としまして、平成7年に議員の申し合わせにより政治倫理要綱が制定され、平成10年に議会改革推進協議会設置により、議員の政治倫理の向上が検討されました。平成14年9月には、公正で開かれた地方政治の確立、一層市民に信頼される議会を目指すために法的拘束力のない政治倫理要綱を廃止され、議員の説明責任や市民の審査請求権等を盛り込んだ「足利市議会議員の政治倫理に関する条例」及び「同施行規則」を全議員が議案提出者となり制定されました。
・地方分権の観点から、政治倫理審査会の設置、また、情報公開の一層の推進として、審査会の原則公開、結果を市民へ公表されています。
・市民の審査請求権の確保として市民が有権者総数の100分の1の連署で審査請求ができることと規定されています。
・市から委託、補助を受けている団体の役員に就任の場合は、選挙等の支援を受けるためにその地位を利用しないことのほか5項目を政治倫理の基準に掲げ、遵守項目とされています。
・第9条で市との請負契約等に関する遵守事項を特定した。議員及びその配偶者並びに2親等以内の親族は市との請負契約等に関する契約を辞退するように努めなくてはならないとされています。

〔所感〕足利市行政視察風景
 
平成7年から議会改革推進協議会を改選ごとに設置され、テーマを毎年設定するなど継続的に議会改革に取り組まれている姿勢は参考となりました。
 政治倫理条例については、条例の理念として義務規定ではなく具体的な罰則規定のない努力規定とされ、条例の特色として政治倫理審査会の設置、議員の説明責任の徹底、市民の審査請求権の確保の3点が挙げられています。
 また、政治倫理の基準については具体的な遵守項目がそれぞれ設定されているなど、本市においてこれから政治倫理について協議する段階で参考とする部分については十分検討の必要があると感じました。

○ 茨城県つくば市  
〔内容〕
◇議会運営と議会活性化の取り組みについて
・議長の中立公平性の確保のため常任委員に選任された後、議会の同意を得て常任委員の辞任を申し出るように努める先例があります。
・過去からの先例をまとめた先例集を作成され、議会運営委員会で確認された後に、全員協議会において各議員に配布されています。
◇議会運営と議会活性化の取り組みについて
・策定までの経緯については、平成6年及び平成8年に発生した議員の不祥事により、平成8年12月定例会において政治倫理条例、情報公開制度、オンブズマン制度の制定に関する検討調査特別委員会(委員12名)が設置されました。平成12年7月臨時会に議員提案による条例案を上程されましたが本会議で否決され、同年9月定例会では賛成、反対派の議員がそれぞれ条例案を上程されましたがいずれも不成立となりました。同年10月に政治倫理条例制定の直接請求が提出され、同年11月臨時会に直接請求されたつくば市政治倫理条例(現つくば市議会議員政治倫理条例)が上程され、全会一致で可決されました。
・全議員に対し議長への資産等報告書(資産、地位、肩書等)提出義務が課せられ、議長は資産等報告書の写しを市長に送付し、また、市長から政治倫理審査会に送付され、審査する旨を規定されています。
・条例事項として職務関連犯罪に関して細かく明記されています。

〔所感〕つくば市行政視察風景
 都市化の進展に伴いまして6つの特別委員会が設置され、目的別に議会がしっかりとまちづくりに参画していることが印象的でありました。
 また、政治倫理条例については、議員の不祥事が発生したことから、市民から政治倫理確立の気運が高まり、後に政治倫理条例制定についての直接請求の提出により制定されました。
 条例制定の背景という点において、本市と状況が異なっているため、本市においてこれから政治倫理について協議する段階では、条例事項等について十分検討する必要があると考えます。

○埼玉県戸田市  
〔内容〕  
◇議会運営と議会活性化の取り組みについて
・委員9名による議会改革特別委員会を設置して毎月必ず1回は開催されています。
・一般質問については、1回目は一括質問一括答弁、2回目からは要旨ごとの一問一答方式(議員1人当たり、答弁を含まず35分の持ち時間)で行われています。
・常任委員会の所管と名称を見直されています。
・市民に開かれた議会とするため、常任委員会、特別委員会(議会改革特別委員会を除く)を本会議の開会中、閉会中を問わず公開対象とされています。
・倫理規定について協議した結果、倫理規定の策定には至らず、倫理のみにとらわれることのない、議会・議員のあり方も含めた8項目からなる戸田市議会議員信条を制定されています。
・長期間議員活動ができない場合の報酬減額の規定の追加について協議され、議員の職責、議会への信頼性確保を図ることを目的とした戸田市議会議員の報酬等の特例に関する条例を制定されています。
・議会から選出されている各附属機関等からの引き揚げを行っています。
・会議録作成支援システム(音声認識システム)の導入をされています。

〔所感〕戸田市行政視察風景
 全会派から選出された議員で構成される議会改革特別委員会において、毎月1回具体的な調査項目を設定され自由な討議が行われていることなどから、議会改革を積極的に進めていかれていると感じました。
 また、長期間議員活動ができない場合の、議員報酬及び期末手当の減額、停止等を定めた議員の報酬等の特例に関する条例については参考となりました。
 なお、政治倫理の制定についての協議では委員、会派等の意見が折り合わず、妥協の糸口が見つからないまま、入口論で歩み寄りがなかったために、妥協策として議員としての心構えを掲げた議員信条を制定されたとの説明を受け、協議合意の難しさを感じました。

〔統括的所感〕
 このたび視察しました3市の議会運営と議会の活性化の取り組みについては、それぞれの議会運営の歴史の上に二元代表制の一翼を担われ、地方分権にふさわしい市民に開かれたわかりやすい議会の実現のために、独自性のある議会改革を進められているように感じました。
 また、政治倫理については、現在本市において制定に向け進んでいる議会基本条例制定の過程で協議する際には、視察の中で得た成果を各委員及び会派間で共有し、その必要性について全議員の理解のもとに十分に議論を重ね、解決策を求めていくことが必要であると考えています。

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