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議会の活動

委員会行政視察報告

平成21年度 経済建設委員会行政視察報告(10月21日)

1 参加委員

委員長 兼村幹男   副委員長 新宅儀次郎
委員  浅原利夫、竹中一郎、右田芳雄、山田昌治、菊地隆次、村上満典、須子藤吉朗
        

2 視察月日

平成21年10月21(火)

3 視察先及び視察内容

徳地三谷地区  森林整備について (現地視察)
徳地野谷地区  耕作放棄地について (現地視察)

4 視察目的

・森林整備について
 間伐、植林が実施されている市有林を対象に現地調査を行い、森林整備の実情と現況について把握することを目的とします。
・耕作放棄地について
 耕作放棄地を対象に現地調査を行い、耕作放棄地の実情と現況について把握することを目的とします。

5 視察概要

○森林整備について  
森林の整備状況について現地調査の様子 〔内容〕
 山口市徳地船路地区と三谷地区で取り組まれている特定間伐等促進事業及び造林事業について、実地調査を行いました。
 特定間伐等促進事業は、地球温暖化防止に向けた温室効果ガスの森林吸収目的の達成等、森林の多面的な機能の持続的な発揮を図るため、市有林において集中的な間伐を実施するものです。市有林と私有林が一体となった施業集約化推進団地を設定し、低コスト施行の推進を図るとともに、これまでの切捨間伐に加え、新たに搬出間伐に取り組むものです。
 また、造林事業は、森林の有する多面的な機能を持続的に発揮させると共に、地域林業の振興および市の財政に寄与するため、山口市有林森林施業計画に基づき、市有林野の造林・保有を行うものです。

〔所感〕
・森林組合等の育成、木材の搬出体制、消費拡大等の総合的な施策の展開が必要と考えます。
・林道整備における事業費には、改善の余地があると感じました。事業主体を森林組合等にすることで、継続的、計画的な管理を実現できないものか、また、幅員3mの作業道の整備費が1m当たり5,000円を超えていることから、他地域との比較を含め今後の課題であると考えます。
・森林から生産された木材が商品となるには、長期の年数を必要とする。その間、下刈り、枝打ち、間伐等森林の維持管理には林業従事者の確保、作業用機械の導入など、多くの費用がかかります。林業の振興には、行政からの助成により可能となる事業計画が多く、費用対効果についても考慮する必要があると考えます。
・地球温暖化防止に向け、温室効果ガスの森林吸収目標の達成等、森林の多面的な機能の持続的な発揮を図るため、森林整備は必要な事業と考えます。しかし、その担い手が不足しているため、森林の手入れが行き届いていないように思われます。また、山口市全域から業務に従事されていると思われ、その従事者が、近隣の地域に定住できる取り組みの検討が必要と考えます。
・森林整備の現状について、長年にわたる管理の難しさを痛感するとともに、森林整備に係る予算措置だけではなく、人材育成も大きな課題であると考えます。今後の継続的な取り組みが期待されます。
・間伐が遅れていると感じました。また、植林についても、補助事業の基準となっている1ha当たり3,000本という植林の本数から変えていかなければ、経費が膨らむのではないかと考えます。今後の植林は、苗代、人件費及び間伐に要する経費を考えれば、1ha当たり1,000本位で、経費を節減する方法等を検討することが必要と考えます。

○耕作放棄地対策について 
耕作放棄地の実地調査の様子 〔内容〕
 山口市徳地野谷地区の耕作放棄地で、耕作放棄地全体調査による色分けが「緑」と判定された2カ所の土地について、実地調査を行いました。
 耕作放棄地とは、以前耕地であったもので、過去1年以上作物を栽培せず、しかも、この数年の間に再び耕作する意思のない土地のこととされています。
 平成21年8月耕作放棄地全体調査が実施され、耕作放棄地の土地の状況により色分けがされており、緑、黄、赤(※)、判断未了と区分がされています。
 平成18年度に行われた山口市の農業振興に係る農家意向調査による耕作放棄地の発生要因としては、高齢化・労働力不足(30%)、傾斜地等で土地条件が悪く生産性も低い(16.4%)、農地を他人に貸したいが、引き受け手がいない(14.6%)、などが揚げられています。
 今後は、耕作放棄地解消計画を作成し、地区ごとの代表的な取り組みの概要や方向性を記載することとされています。

 (※) 緑:人力、農業用機械で草刈等を行うことにより、直ちに耕作することが可能な土地
    黄:草刈等では直ちに工作することはできないが、基盤整備を実施して農業利用すべき土地
    赤:森林、原野化している等、農地に復元して利用することが不可能な土地

〔所感〕
・高齢化や農産物価格の低迷などにより、深刻な担い手不足となっていることが一番の問題点であると考えます。担い手が確保できれば、農地に復元して耕作することが可能だと思われます。多様な担い手の育成、確保が求められており、例えば、都市部と農村部の交流人口の増加による担い手の確保ができないものかと考えます。
・農業の担い手は高齢化し、耕作地は谷間、中山間地の山奥等で条件が悪く、対策を講じても、その場しのぎになる恐れがあります。耕作放棄地を含む地域一帯は、市民の水を供給する源流であることも考慮し、農業関係者のみでなく、地域ぐるみで取り組み、地域の実状に合った耕作放棄地解消策を研究することが必要と考えます。
・視察した場所は、一見したところ、原野化しており、農地に復元利用することは不可能ではないかと思われました。また、高齢化、労働力不足等のため、中山間地の農地を維持管理していくのは大変困難ではないかと感じました。耕作放棄地を地域全体としての問題としてとらえ、耕作放棄地解消策には、関係所管が一体となった体制を整え、戦略的取り組みを行い、農地の集約化や企業参入についても検討することが必要であると考えます。

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