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委員会行政視察報告

平成25年度 議会運営委員会行政視察報告(7月25日〜26日)

1 参加委員
委員長 兼村幹男 副委員長 坂井芳浩
委 員 泉 裕樹、原 真也、重見秀和、右田芳雄、伊藤青波、村上満典、菊地隆次、小田村克彦、澤田正之
副議長 俵田 祐児

2 視察日時
 平成25年7月25日(木)〜26日(金)

3 視察先及び視察内容
・三重県四日市市 議会改革と議会運営の改善について
・岐阜県多治見市 議会改革と議会運営の改善について

4 視察目的
 議会基本条例の施行及び地方自治法の改正等による議会改革、並びに議会運営の改善への取り組みについて調査するため。

5 視察概要
(1)三重県四日市市
@日時
 平成25年7月25日(木)午後1時30分〜午後3時30分
A対応
 四日市市議会事務局 次長・議事課長  鹿間 孝俊 氏
 四日市市議会事務局 議事課議事係長  鹿島 敏彦 氏
 四日市市議会事務局 議事課  M瀬 健介 氏
 四日市市議会事務局 議事課調査法制係  一川  誠 氏
B内容
T 予算・決算の審査方法
 四日市市議会では、平成21年度以降予算常任委員会及び決算常任委員会を設置し、予算・決算議案を審査しています。
 ・予算常任委員会・・全議員(36人)のうち議長を除く35名で構成
 ・決算常任委員会・・全議員(36人)のうち議長、監査委員を除く33名で構成
 上記いずれの委員会も常任委員会(総務、教育民生、産業生活、都市・環境)の所管ごとの4分科会を設置し、各分科会で審査を行い、
 ・付帯決議を付すべきもの
 ・修正すべきもの
 ・複数の分科会に係る事項等
については、全体会で審査するものとしています。なお、正副分科会長は、常任委員会の正副委員長です。

※予算議案の審査方法(イメージ図)

 ・各分科会が所管する案件(事業)について審査し、可否確認する。
 ・調整会議は、各分科会正副委員長で協議する。

U 通年議会の導入及び運営
 四日市市議会では、平成23年5月開会の議会から通年議会を導入しています。
 ・導入前・・議会閉会中は、市長が臨時会を招集、付議事件の審査
 ・導入後・・5月から翌年4月までの1年を通して議会が開会
 会期を通年とすることで、議長により速やかに本会議を開くことができ、災害などの突発的な事件や緊急の行政課題に対応できるようになりました。また、常任委員会・特別委員会の活動を活発化し、より慎重な議案審査や、より専門的な調査を行うことが可能となりました。

通年議会イメージ図


 会期が通年であることから、これまでの定例会が定例月議会となり、休会中は委員長の権限で委員会(所管事務調査等)を行うことができ、また、市長において、基本的に専決処分ができないので、常任委員会審査の活発化につながります。

V シティ・ミーティング及び議会報告会の開催について
 議会が地域に出かけ、市民へ議会活動について説明、報告することで議会としての説明責任を果たし、市民が行政に何を求め、議会にどのような政策を求めているのかを把握するため、市民の要望を把握する意見交換会−シティ・ミーティングを平成18年度から開催しています。

平成21年度実績「シティ・ミーティングinキャンパス」
 次代を担う若者と直接意見交換をすることにより、これから社会に出る若者が行政、議会に何を求めているか把握し、今後の議会活動に活かしていくことを目的とするため、また若者の政治への関心を高めるために大学生を対象とした意見交換会を開催しました。
テーマ:議会、市政に関して思うこと
参加者:40人(四日市大学、四日市看護医療大学等の学生)

 明るい豊かなまちの実現を目指し、さまざまな活動に取り組まれている青年会議所の会員(第1部)と高校生を対象とした(第2部)シティ・ミーティングを開催しました。
テーマ:議員・市議会に対して期待すること
参加者:第1部 四日市青年会議所の会員 24人
第2部 普通科を設置している高等学校の生徒 22人

平成22年度実績

  テーマ 参加人数
第1回
より活力のある四日市にするために議員に期待すること
公共交通の利便性について
53人
第2回
より活力のある四日市にするために議員に期待すること
救急医療体制について
68人
第3回
より活力のある四日市にするために議員に期待すること
市民の生活ごみについて
45人

 平成23年9月からは、各定例月議会の報告を行う議会報告会を開催し、第2部として意見交換会であるシティ・ミーティングを開催しています。参加者のアンケートから「常任委員会の話を聞きたい」「もう少し時間をとってほしい」といった声も挙がり、複数日数開催したり、時間を30分伸ばしたり、会場を変えたりといった対応をし、成果は上々のようです。

W 反問権・文書質問
 反問権・・四日市市議会基本条例第13条に定めがありまして、質問の趣旨の確認を行うことで議論を明確にしようとすることと、またそれに加え、議員の考え方を問い返したり、対案の提示を求めたりする「反論」も含まれます。ただし、実績としては、ほぼない状況です。
 文書質問・・四日市市議会基本条例第16条に定めがありまして、議員が市政に関して文書による質問を議長経由で行うことができます。質問書・答弁書については、写しを議会事務局で保存するとともに全議員に配布することで、議会内の情報共有を図っています。また、HPでも公開しています。

C所感視察風景
 山口市における予算審査は、いまだ常任委員会 へ分割付託方式であるのに対し、四日市市議会は 予算・決算常任委員会で審査しています。分科会 方式等、多少煩雑な部分はありますが、山口市議 会における今後の予算審査方法の参考にしたいと 思います。
 通年議会については、市長の専決処分がなくな ること、常任委員会が委員長権限で開催できるこ とといったメリットが確認できました。さらに、テーマを設定し、対象者を絞り開催するシティ・ミーティングは、参加者の多様化といった点においても意義のあるものでありますし、特筆すべき手法だと感じました。
 四日市市議会は、議会基本条例に反問権、文書質問を規定し、また、議会における一般質問においても、質問時間の会派への分配や一括質問か一問一答の選択制等々、議会運営の改善を図っており、本市議会における議会改革、議会運営の改善において非常に参考になるものでありましたし、市民に分かりやすい議会運営のためにも、全体的な議論を踏まえ、取り入れていくことも必要だと感じました。


(2) 岐阜県多治見市
@日時
 平成25年7月26日(金)午前9時30分〜午前11時30分
A対応
 多治見市議会副議長 加藤 元司 氏
 多治見市議会議会運営委員会 委員長 加納 洋一 氏
 多治見市議会議会運営委員会 副委員長 安藤 英利 氏
 多治見市議会広報広聴研究会 副会長 森 厚 氏
 多治見市議会議会活性化研究会 会長 柴田 雅也 氏
 多治見市議会議会活性化研究会 副会長 山口真由美 氏
 多治見市議会事務局長 石丸 正之 氏
B内容
T 議会議員政治倫理条例について
 多治見市議会議員政治倫理条例は、多治見市議会基本条例に基づく条例として、平成23年3月に制定されました。これは、公正で開かれた民主的な市政発展に寄与することを目的としており、その具体的な基準として ・品位及び名誉を損なうような行為
 ・不正の疑惑を持たれる恐れのある行為
 ・公職選挙法等の法令順守
 ・工事契約、人事等公正な職務執行への妨害
 ・嫌がらせ、セクハラ等、人権侵害
を掲げ、これら行為の事実があると認められる場合は、市民(50人以上)の連署、議員(5人以上)の連署を持って、議長に対し、政治倫理基準違反の存否確認の審査請求をすることができます。議長は、審査請求があったときは、その調査を弁護士に調査依頼することもできますし、また、議会において調査することもできます。
※調査費用等は予算化しており、その額472,500円。(H25年度)
調査の結果、政治倫理に違反しているとなった場合は、
 ・議長の注意喚起
 ・議場においての謝罪文朗読
 ・議会の特別委員の辞任勧告
 ・議会役職の辞任勧告
 ・議員辞職勧告
のいずれかの措置を議決します。また、違反がないと確認された場合は、審査請求の対象となった議員の名誉の回復のために必要な措置を議決します。
 多治見市議会において、この議会議員政治倫理条例の対象となった案件は現在のところないとのことです。

U 委員会議事録のネット公開について
 常任委員会、特別委員会、議会運営委員会の会議録等について、平成16年3月定例会から検索できるようになっています。また、平成21年1月から全員協議会、各委員会協議会の会議録も追加しています。
年間コストは約115万円(データ作成料、システム借上料、ネット配信料)
アクセス状況・・H22年度(3,881件)H23年度(3,931件)H24年度(3,303件)

V 反問権・自由討議
 反問権・・多治見市議会基本条例第15条に規定され、市長に限って、質問に対して問い返すことができます。これは、二元代表制のもと、選挙で選ばれた者が有するにふさわしいという考え方からです。実績として、そう多くはありませんが、反問権を行使した実績はあるとのことです。(本会議のやり取りの中で、特定の議員と)
 自由討議・・多治見市議会基本条例第4条及び第6条に規定しています。多様な意見の代表者である議員が、相互に自由な立場で討議することによって争点を明らかにし、意見の相違や共通点を確認し、よりよい結論に至る場をつくり、市民のための議論をより活性化させようとするものであります。議案に関する自由討議は委員会で、それ以外の案件に関しては、討議テーマをあらかじめ議長に提出し、全員協議会において行っています。

W 市民と議会の対話集会について
 多治見市議会基本条例第10条(市民の議会への参画)及び第11条(市民との対話集会)に基づき、市民の意見を聴く場として、また、市民と議員とが自由に意見交換できる場を設けて、よりよいまちづくりに貢献したいという考えから実施しています。
 開催にあたって、自治会に協力依頼をお願いすることで回覧板でも広報、周知を行っています。今後の課題として
 ・対話に重点を置く仕掛けづくり
 ・議員の個人的な発言の取り扱い
 ・固定する参加者
 ・現役世代、女性の参加者を増やす
 ・休日の昼間開催
等が挙げられます。特に参加者の年齢構成について60歳代が多く、現役世代、女性の参加者の確保というのが大きな課題です。

 ※対話集会実績

回数 開催年月日 会場数 グループ編成 参加者
第1回
H22. 3
3会場(2日間)
8名×3グループ
140名
第2回
H23.10
6会場(4日間)
8名×3グループ
206名
第3回
H24. 7
8会場(3日間)
6名×4グループ
194名

C所感多治見市議会での視察
 平成23年3月に施行した議会議員政治倫理条例は、 議会基本条例に基づき制定されたものであり、議員としての資質を担保するものと思われます。一見、 当たり前のようではありますが、議員自身の平素の活動等に一層の責任が要求されるということです。
 市民との対話集会の中で、議会報告会等を行っています他自治体と同様、参加者の固定化、発言内容の規制等様々な問題がありますが、成果として議員自多治見市議会議場での視察身の資質の向上が図られるという話があり、非常に印象深いものがありました。
 多治見市議会においては、自由討議・反問権の規定等、一応の成果を出しており、本市において、今後、取り組むべき課題であると強く感じました。総じて、議会運営(一問一答選択制、反問権の付与等)や議会改革(市民との意見交換の場づくり等)について、議員自らが取り組み、進めておられ、本市においても積極性、チャレンジ性を持って視察の成果を生かしていきたいと思います。


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